2017年3月6日月曜日

二世帯同居リノベーション、完成!ー材料編ー

姫路市K様邸二世帯同居リノベーション、今回は材料編です。

既存の住居の雰囲気を活かし、まだ小さなお子様にも安心な素材を選びたかったので、人にも環境にも優しい天然素材を多く使っています。

まずは印象的な子世帯のリビングダイニングから。

コテージのようなイメージをご希望されていたご主人と、手入れがしやすく明るい部屋をご希望されていた奥様の意見を反映し、壁の一面を床から続く杉板貼りにしています。



今回はSHARE WOODSさんより、京都府産の杉板を入れていただきました。
間伐材のため節が多く、心材から辺材まで色味もさまざまですが、このバラつきがとてもいいアクセントになっています。

無塗装品を貼り、最後にお施主さまと皆でオイルのクリア塗装をして仕上げました。



つづいては、壁面収納に設けたお勉強スペースと家族掲示板に使用したforbo社のブルテンボード。

このボードは亜麻仁油・松脂・微粉砕コルクなどの天然素材でできていて、弾力性も耐久性もある優れものです。
ヨーロッパのメーカーらしい絶妙なカラーリングも揃っていて、グリーンの好きな奥様が選ばれたこの色には、baby lettuce(ベビーレタス)というかわいい名前がついていました。



ちなみにこの廊下の掲示板、もともとドアがあった部分を活かしてボードを貼っています。

子供たちが学校や幼稚園で作った作品を飾ったり、伝言板として使ったり、家族のコミュニケーションツールとして活用していただきたいと思っています。


つぎは、同じくこちら廊下とキッチンの床に採用したコルク。コルクも天然素材です。

最近採用される方も増え、私たちもよくおすすめするのですが、コルクにはたくさんメリットがあります。

・通気性があり、保温性・断熱性に優れている
・弾力性がありすべりにくい
・歩くときの衝撃が少なく、足腰に負担がかからない
・ダニが発生しにくい
・防音効果がある


K様邸でも子供たちが走りまわって転んでも安心だし、下の親世帯の階への防音対策にも効果が期待できそうです。


そして最後はリビング小上がり部分の畳。
畳といえば天然素材のい草が主な原料でしたが、最近はい草のデメリットを克服した和紙の畳が人気です。



和紙畳にはこんなメリットがあります。

・風合いはい草に近い
・日焼けしにくく変色しにくい
・ジュースなどをこぼしても簡単に拭き取れる
・ダニやカビが発生しにくい
・い草が衣服につかない
・耐久性がある(い草の約3倍)
・床暖にも対応可
・カラーバリエーションが豊富


い草の香りがお好きな方には天然の畳もおすすめしますが、特に小さなお子様がいるご家庭には和紙畳がおすすめです。

天然素材と、現代の技術を生かした素材、どちらも特性を考え、用途に合わせてうまく使っていけるといいなと思います。【つづく】

ienowa・リフォーム・リノベーション・店舗デザイン ・オーダー家具・三木市・神戸市・芦屋市

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