2017年3月8日水曜日

二世帯同居リノベーション、完成!ー補強編ー

姫路市K様邸二世帯同居リノベーション。今回は補強編です。

K様邸は築38年の木造住宅で、奥様が生まれ育ったご実家です。

新築時から何度かリフォームをされていましたが、今回のような大規模な工事は初めてのこと。

リフォームやリノベーションでは解体をしてみて初めてわかる箇所もたくさんあります。

例えば今回のK様邸では、浴室解体時に土台と柱部分、窓下など数か所に白アリと湿気による腐食が見つかりました。



特に在来のタイルの浴室では土台部分に水が回りやすく、腐食が進行してしまうケースが少なくありません。

腐食した部分は取替え、今回のようにシステムバスを導入することで、直接土台部分に水が回るのを防ぎ、建物の構造を守ることができます。







2階は間取り変更のためほぼスケルトン状態したので、現状の建物の様子をしっかり確認することができました。
不具合のある箇所はすべて快適にお住まいいただけるよう、補修・補強しています。


  桁が梁に届いていない箇所があり、延長加工及び補強



 筋交いを追加し補強



 断熱材は交換



床の不陸を調整し、補強



これらの箇所は写真にまとめ、将来的な工事や不具合に備えるため、施主さまにお渡ししています。


リノベーションは仕上がりのデザインも大切ですが、長く快適に住めるためのしっかりとした構造が必要不可欠です。

普段生活する際には見えない場所ですが、リノベーションは家の構造を知り、最適化する絶好のチャンスなので、構造部分にきちんと予算をあてることをおすすめします。

解体時の状況によって思わぬ費用が発生する場合もあるので、それらの可能性を踏まえた予算計画が必要です。【つづく】


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